アメリカンカジュアルウェアを渋いワークウェア系とハードなウェスタン系に分けて解説
アメリカンカジュアルウェアとは、簡単に言えばアメリカ人の服。もっと広い意味ではアメリカの歴史そのもの、文化そのもの。その昔、西部開拓時代にアメリカ人は大陸横断鉄道を構築するのに大変よく働きました。その開拓者たちのハードな作業や求める機能性に耐えうる作業着としてワークワエアの原型ができたとも言われています。現在、アメリカンカジュアルウェアはアメリカで起こったさまざまな歴史や文化を取り得れて多様化しています。例えば、ハワイがリゾート地として人気がでたときのアロハシャツ、軍用服の起源とも言われるサープラス、また、戦後の高度成長期のバイカーズなども全てアメリカンカジュアルウェアとして分類できるものともいえます。
もうひとつの西部開拓精神の象徴といえばカウボーイ。当時は牧場労働者としてカウボーイの全盛期でもあり、彼らの巧みな馬術と洗練されたロープさばきなどハードな仕事に耐えうるように作られたアメリカンカジュアルウェアが、ウェスタンシャツやジーンズ、ウェスタンブーツなのです。彼らは厳しい北アメリカ大陸の荒野に何日も滞在することもありました。時には命の危険にさらされることもあり、必要な道具として銃やナイフ、投げ縄などの道具を持ってしっかりと管理する必要もありました。そんな彼らの過酷な状況の中でも耐えうる装束として作られた服装もアメリカンカジュアルウェアの原型ともいえるこのです。今では日本で当たり前のように着ているアメリカンカジュアルウェアは実は「アメリカのおっさんの作業着」だったのです。
アメリカンカジュアルウェアとして今では当たり前にはいているジーンズ。当時、ゴールドラッシュにわくアメリカで、野外テントの布として使われていたデニムを、虫除けや蛇よけのためにインディゴで染めて作業着として作り変えたのがアメリカンカジュアルウェアとしてのジーンズの発祥とも言われている。当時にとってはかなり割高の3ドルだったが、この作業ズボンは「アメリカのおっさんの作業着」として非常に好評でよく売れたと言われている。その他にもカヴァーオールジャケットやネルシャツはアメリカンカジュアルウェアの象徴ともいえる、また構造的に堅牢なワークブーツは、日本では工場の安全靴に近い作りで、比較的重く硬い仕上がりとなっていてアメリカンカジュアルウェアの一部であるともいえる。